近頃は「多頭崩壊」なんて言葉が一般の方にも通じる感じになりましたが、これもある種の多頭崩壊ですかね。

グェーってなる現場が発覚しました

見て下さい、

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あーあーあー。 困りましたな

具体的な場所を書くのはやめておきますが、茨城県内の某所です。 家の主(住人)は知的障害あり、一人暮らし、恐らくは生活保護か障害年金を受けている、という状況です。

知的障害があっても猫を「可哀想」と思う程度には知能はあり、餌をやって猫が増えてしまった・・・

それでも今回のケースは運が良いのです、なぜなら近所の良心的な方が見兼ねて介入して発覚したので。

はぁ・・・ 困りますね。

けど、猫に何の責任もないし、何とかするしかない。

こういう現場は時々発生します。

私どもの活動を批判してくる方もいます。 「その辺でタダで調達した猫を売って儲けてるのか❔」「商売か❔」「ぼろ儲けだな、原価がタダなんだから」等言う方もいます。

ですけどね、話はそんなに簡単じゃないんです。

譲渡会(里親会)を開催するにも、場所代やら宣伝費やらでお金もかかるのです。 1回開催するにも大体ざっくりですが1万円かかります。

引き取った猫を誰がどうやって食べさせますか❔ 生き物ですから毎日ご飯をやる必要があります。医療(ワクチン接種や病気の検査、避妊・去勢手術等)も受けさせなければならないです。活動のためにガソリン代等もかかります。

「NPOでしょ❔ NPOよね❔ NPOって行政から補助金が結構もらえるんでしょ❔」などと言われることもあります。

NPOという法人格を取得したからと言って、補助金が降りるなどという話はありません 条件を満たして一定の書類を整えれば誰でもNPO法人の法人格は取得できます。 むしろ、法人である以上、NPOにも毎年「法人割」と呼ばれる、法人が存在するだけで払わなければならない税金が年に7万円位発生します(具体的な金額は各自治体により異なります)。株式会社という法人格を取得したからと言って突然なにかメリットばかりがある訳ではないのと同じです。当会は法人格は所持していませんが。

 ※ あとから修正。 NPOには「法人割」は発生しないのだったかも知れません。
   ただ、いずれにしろ、法人格をもてばもったなりの面倒や手続きが発生します。


ブログにはネガティブな話をあえて書いています。

知的障害があっても行政からの支援や障害年金、生活保護などを得て一人暮らしをしている方は沢山います。 そういう方にも生き物を「可哀想」と思う感情はあるんです。 障害がない小さい2歳や3歳の子供だって生き物を可愛がる気持ちや「可哀想」と思う気持ちはありますよね❔ 

難しいです、本当に。 こういう現場で猫を増やした主からお金なんかもらえると思いますか❔

「猫を引き取るときに頼んで来た人からお金を沢山もらってるハズですよね❔」 

とんでもない❕❕

少し前にも本当はペットを飼ってはいけない公団等で猫を飼っていて「引き取って欲しい」といった依頼が複数件ありました。

打診してきたのは、どちらも、経済的には「貧困層」「困窮者」の方です。

定期的にあるんです、こういう話

辛いです、本当に。