当会が金を騙し取ったとのネット上の記載につきまして-7 からの続きになります。

さて、まぁそんな訳で、問題の人物は、

・茨ニャンの会が約束に反して犬を庭に置き去りにしたりエリザベスカラーをちゃんとつけておかなかったから犬が具合が悪くなって大変だった。これは動物愛護法違反である

・狂犬病の予防接種を頼んだのに金だけ取られて打ってもらえなかった(騙された、詐欺)

・勝手に庭に入った。これは「不法侵入」にあたる

・預けた費用を返せ

と騒ぎ出した訳です。 

要求をのまないと告訴するとか裁判にすると言うのですが、こちらからしたら首をかしげざるを得ない状況です。

そもそもエリザベスカラーなんて、よっぽどガッチリつけない限りは犬も猫も外してしまうので今はエリザベスカラーをつけるよう指示してくる病院は少ないです。 実際、問題の犬を避妊手術した病院から「エリザベスカラーをつけるように」などとは言われていません。

それに、特に野犬や野良猫等を沢山手術する病院は手術時にものすごく小さく切って、最後は内側に埋め込むようにきっちり縫いますので、犬や猫が大暴れする等したところで、手術時に切った箇所が術後開いたなどということは起きません

野良ちゃんを術後放して、その野良ちゃんが簡単にお腹が開いてしまったりしたら、外でそのまま死んでしまいますよ💦

下の写真は最近譲渡した猫に譲渡前に避妊手術受けさせた際のお腹の写真です。
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⇒(やじるし)の先が切ったところです(切開痕は1cmくらいです)。

内側に埋め込むように縫っていますから、糸が見えませんね。

糸が見えると、猫や犬が気にして爪で糸を引っ張って、結果お腹が開いてしまう可能性がありますから、上手な獣医さんは皆、そんな縫い方はしません。

うまーく縫ってあって、「皺」みたいにしか見えないので、どこが切った跡だか分からない位のことも多いです。

上は猫ですから、犬の場合はもうちょっと切開痕が大きいです。 でも、それでも、今まで多くの犬猫を避妊手術してきましたが、経験豊富な獣医さんにやってもらって「お腹が開いた」とか出血したなどということは起きたことがありません。

狂犬病の予防接種にしても、こちらは預かった金は返すから自分でやったらということを言った訳です。 口頭でも自分でやったらと言っていますし、問題の人物本人が裁判で証拠提出してきたLINEのやり取りにもそのように書いてあります。

「詐欺」の構成要件をきちんと理解していないからそういう主張(騙された、詐欺)になるのだとは思います。

「不法侵入」についても同様でしょう。 

ちなみに「不法侵入」というのは俗語で、正しくは「住居侵入」です。 いずれにしろ、本人不在時に庭に立ち入ることについて事前に同意を得ている上に、門につけられているチェーンの暗証番号も本人から聞いている訳なので、何が「不法侵入」なのか理解に苦しむところです。

うんざりしてしまい放っておくと、金返せの催促LINEがまた届き「詐欺行為の第三段階にあたると思いますよ」などと書かれていました(正確な文言は今資料がすぐ出て来ないので少し違ったかも知れませんが、そういう感じのことが書かれていました)。

この方は中途半端に少し法律的な知識があるらしく、微妙に法律用語が混じったようなことを色々書いてくるのですが、いずれも「❔❔❔」な内容が多く、こちらが何か返すとまたうわーっと色々言ってくるので無視するしかなくなり、放っておいたら、問題の人物本人は、本当に管轄の警察には行ったようです。