続きです。
その後、県南某所のあるUR住宅に猫を引き取りに行きました。
もちろん、車で、です。
巨大なUR住宅で、似たような板状の巨大な棟が沢山並んでいます。
散々迷った末にやっと辿り着いて、車は適当なところに停めて、近隣にバレないようコソコソと部屋に入りました。
室内に入ると確かに猫がいました。大きなトラ猫のオスです。
依頼者の高齢女性は、年齢はまぁ、79とかそんな感じに見えました。
猫は10歳ということでした。 問題のアパートから連れて帰ってきてから一度も医療は受けさせていないということでした。
オス猫で大きい、結構重いですし、既に体力的に弱ってきている高齢女性が自力で病院に連れて行くのは難しいですよね。 かと言って、UR住宅では往診に来てもらう訳にもいかないし・・・
何年も医療を受けていない・・・・
元飼い主(生活保護受給者でアパート住まいだった男性)は猫を毎日外に出していたらしい・・・こうした状況での引き取りは、色々な意味で、こちらとしても丸抱えになる可能性が高く、リスクも非常に高い訳です
猫は恐らく毎日外に出ていたのでは、問題の猫が去勢済みでも、外の野良猫と喧嘩等をしていた可能性は否定できません。
もし厄介な病気を既に野良猫からうつされていたり、もしかして高齢で既に腎臓が悪くなっていたりしたら、もらい手をつけることは難しくなります
1ヶ月辺りの餌代等を3000円程度と見込んだとしても年間になれば36000円、そこに年1回のワクチン接種や蚤取り代(フロントライン費用)等を入れれば、何かと年間最低でも実費レベルでも5万円程度はかかってしまう。それで猫がもし5年程度生きた場合、何かと30万円程の出費ということになります。現実にはそんなに計算どおりにはいかないですから、何かと50万円程度の出費という話になるでしょう。 元の元の飼い主の高齢女性から1万5000円もらっても大赤字である訳です。
我々のことを「猫を引き取るときに金を取って、譲渡のときにまた里親さんから金を取って、二重に詐取してボロ儲けだな」「ボランティアの癖に金を取るのはおかしい」などと言う方もたまにありますが、話はそんなに簡単ではないことは前記の計算からもお分かり頂けると思います。
問題のURの住宅に行くと、相談者の高齢女性から「どうぞ」と居間に通されてソファに座るよう促されました。テーブルを挟んで反対側に座った女性に「これでいいですか?」と万札1枚と5000円札1枚を見せられて、「はい。確かに。」と言いました。
女性は用意してあった封筒に万札1枚と5000円札1枚を入れ、また、猫に使っていたエサ皿等を「これももう、使わないから持って行って」と、食べかけの餌や使いかけのトイレ砂等全部一緒に大きな紙袋に入れて、一番上にお金の入った封筒を置いて紙袋を渡してきました。
猫(トラ爺)はすごく人慣れしていて、こちらが持って行ったキャリーバックにはすぐ入れることが出来ました。
「ではこれで引き取りとさせて頂きます」と言いました。
女性は「あぁ、本当によかった。ありがとうございます」「安心だわ」「ホッとした
」「すぐ来てくれてありがとう」と言っていました。
ですが、猫が入ったキャリーバックは重く、また、相談者の女性が餌や砂、その他を入れてくれた大きな紙袋はそれなりに重く、両方をいっぺんに持つことはできませんでした。
こちらが猫を入れたキャリーバックを持ち、相談者の女性が紙袋を持って玄関まで来た時点で、ハタと「はて、どうしたものか❔」と思いました(続)
その後、県南某所のあるUR住宅に猫を引き取りに行きました。
もちろん、車で、です。
巨大なUR住宅で、似たような板状の巨大な棟が沢山並んでいます。
散々迷った末にやっと辿り着いて、車は適当なところに停めて、近隣にバレないようコソコソと部屋に入りました。
室内に入ると確かに猫がいました。大きなトラ猫のオスです。
依頼者の高齢女性は、年齢はまぁ、79とかそんな感じに見えました。
猫は10歳ということでした。 問題のアパートから連れて帰ってきてから一度も医療は受けさせていないということでした。
オス猫で大きい、結構重いですし、既に体力的に弱ってきている高齢女性が自力で病院に連れて行くのは難しいですよね。 かと言って、UR住宅では往診に来てもらう訳にもいかないし・・・
何年も医療を受けていない・・・・
元飼い主(生活保護受給者でアパート住まいだった男性)は猫を毎日外に出していたらしい・・・こうした状況での引き取りは、色々な意味で、こちらとしても丸抱えになる可能性が高く、リスクも非常に高い訳です

猫は恐らく毎日外に出ていたのでは、問題の猫が去勢済みでも、外の野良猫と喧嘩等をしていた可能性は否定できません。
もし厄介な病気を既に野良猫からうつされていたり、もしかして高齢で既に腎臓が悪くなっていたりしたら、もらい手をつけることは難しくなります
1ヶ月辺りの餌代等を3000円程度と見込んだとしても年間になれば36000円、そこに年1回のワクチン接種や蚤取り代(フロントライン費用)等を入れれば、何かと年間最低でも実費レベルでも5万円程度はかかってしまう。それで猫がもし5年程度生きた場合、何かと30万円程の出費ということになります。現実にはそんなに計算どおりにはいかないですから、何かと50万円程度の出費という話になるでしょう。 元の元の飼い主の高齢女性から1万5000円もらっても大赤字である訳です。我々のことを「猫を引き取るときに金を取って、譲渡のときにまた里親さんから金を取って、二重に詐取してボロ儲けだな」「ボランティアの癖に金を取るのはおかしい」などと言う方もたまにありますが、話はそんなに簡単ではないことは前記の計算からもお分かり頂けると思います。
問題のURの住宅に行くと、相談者の高齢女性から「どうぞ」と居間に通されてソファに座るよう促されました。テーブルを挟んで反対側に座った女性に「これでいいですか?」と万札1枚と5000円札1枚を見せられて、「はい。確かに。」と言いました。
女性は用意してあった封筒に万札1枚と5000円札1枚を入れ、また、猫に使っていたエサ皿等を「これももう、使わないから持って行って」と、食べかけの餌や使いかけのトイレ砂等全部一緒に大きな紙袋に入れて、一番上にお金の入った封筒を置いて紙袋を渡してきました。
猫(トラ爺)はすごく人慣れしていて、こちらが持って行ったキャリーバックにはすぐ入れることが出来ました。
「ではこれで引き取りとさせて頂きます」と言いました。
女性は「あぁ、本当によかった。ありがとうございます」「安心だわ」「ホッとした
」「すぐ来てくれてありがとう」と言っていました。ですが、猫が入ったキャリーバックは重く、また、相談者の女性が餌や砂、その他を入れてくれた大きな紙袋はそれなりに重く、両方をいっぺんに持つことはできませんでした。
こちらが猫を入れたキャリーバックを持ち、相談者の女性が紙袋を持って玄関まで来た時点で、ハタと「はて、どうしたものか❔」と思いました(続)
